水稲
水田は秋に耕起して稲わらをすき込みます。 やり方はロータリー耕とプラウ耕の2種類あります。 ロータリー耕が多いと思いますが、我が家が作業をお願いしている所はプラウ耕を選択しています。 下の写真がプラウで耕起した水田です。 プラウと呼ばれる鋤で…
かなり前ですが、はでぎ小屋を片付けました。「はでぎ」というのは刈り取った稲を天日干しする「はで」を組み上げるための木の棒です。 長さは長い物で10mくらいでしょうか。 棒といっても適当な木を切って皮をはいだだけですが、稲をかけて干しておくの…
今年の等級は3等となってしまいました。 乳白だけならまだしも胴割れも発生してしまい、残念な結果に。 葉色が極端に落ちたので対策はしたのですが、足りなかったようです。 もっと思い切って追肥すれば、胴割れは防げたかもしれません。 東北地方の1等米…
刈り取り前に、イノシシに侵入されてしまいました。 イノシシに踏み荒らされた箇所は、稲が根本から折れて、穂は圃場にめりこんでしまいます。 そうなるとコンバインで刈り取ることはできず、収量が減ることになります。 全体的に踏み荒らされており、収量は…
そろそろ稲刈りの時期です。 刈り取りが早すぎると、未熟米が大量に発生して品質等級が落ちてしまいます。 逆に刈り取りが遅すぎると、うちの圃場の場合は米粒にヒビが入る「胴割れ」が発生して、これもまた等級が落ちてしまいます。 以前は「着色粒」が等級…
毎年の事なのですが、スズメに稲穂をかじられます。 かじられた穂はつぶれてしまい、米にはなりません。 出穂の早い圃場はスズメの被害が集中するらしく、対策として鳥おどしテープを張ります。 テープを張っておいてもスズメは侵入してきます。 どの程度の…
出穂時期になりました。 うちの圃場の葉色が濃くならないのが気になっていて、検索してみました。 私は稲作作業一式を委託しており、肥料は基肥一発処理をしていますが、 圃場の状態によっては肥料の効果が出にくい場合があるそうです。 そのため、出穂時期…
検索してみると中干(なかぼし)が説明されてるページがたくさんあります。 判断基準は稲の株数のようですが、数え方が難しく、ウェブページの説明だけでは私には理解できませんでした。 そこで私は、収量は無視して、田植えの1ヶ月後に開始するようにして…
私は田植えを、12条植えるごとに条間を広め(45cmくらい)にとっていました。 出穂期に多湿になる事を防ぐために、一定割合で条間を広めにとる方法もあるという記事を読んだためです。 出穂期に多湿状態が長く続くと病気が発生しやすくなります。 出穂…
ネット検索では見つからなかったので、今度は特許実用新案から企業名を探してみることにしました。企業名が分かれば注文することが出来るかもしれません。 特許情報プラットフォームから検索できますが、困るのが検索ワードです。 「水田」などと検索すると…
この時期は繁忙期で、久しぶりの更新です。 水田に給水する時期になりました。 水の需要が集中するので、取水し過ぎると怒られます。取水量は適切に管理しなければなりません。 取水量を調整するには水路側に取り付けられている分水栓を調整します。2000…
農薬(粉剤)は1kgが標準のパッケージサイズです。 兼業農家用に500gサイズがあればいいのにとずっと考えています。 農薬の施用量は圃場面積によって決まるので、1.5kgとか半端な量が必要だったりする事があります。 肥料は多めでも使い切ってし…
田植えが終わったら雑草の防除剤を散布します。私の圃場の場合は特にノビエの防除を目的としていました。ノビエの駆除は兼業農家にはかなりの負担です。防除剤で失敗することは絶対にできません。 使う薬剤によってターゲットとなる雑草と使用方法が異なるの…
以前はマット苗を10アールあたり14枚くらい使っていました。 検索してみると標準より少ないみたいです。 田植え機の苗のかきとり量を減らすため、かなり遅く作業しているのが原因かもしれません。作業時間は他の人の倍はかかっています。 (TVや動画で…
田植え機での効率的な植え方を検索すると結構出てきます。 動画もいくつかあるのですが、どの情報も以下の3点は共通しているようです。 入口の反対側から枕地以外を植える 次に枕地を植えていく 最後は入口に向かって植えていく これは一度植えた苗をタイヤ…
耕起はトラクターでの作業です。 私の使っているトラクターはキャビンが無いので、風や寒さや暑さで体に負担がかかります。作業はできるだけ短時間で終わらせたいものです。 検索してみると、やり方はいろいろあるのですが、「一筆書きになるように進んで、…
記事が時系列でなくなってしまいましたが、今回は代かき(しろかきと読みます)の話です。一番やっかいな作業です。 圃場を田植え可能な状態に整えるのですが、検索してみるとやり方が2種類ほどあります。 水を多めに入れて行います。この場合は数日後に田…
ある年の作柄が2等米になりました。 稲作を始めてからずっと3等米(この下が等級外です)でしたが、この年は乳白粒が明らかに減少していました。 前年までとの違いは、施肥が稲穂の出始めくらいになってしまった点です。 (悪天候と仕事の都合で遅れてしま…
※訂正です 穂肥の時期を間違えて書いていました。 1回目は18日前くらいで、2回目は10日前くらいでした。 これはウェブページによって幅があります。 稲作はセオリーが確立しており、私もその通り施肥していました。 1.土壌改良資材 2.元肥(もとご…
周囲から情報を得るのは難しいので、暇を見つけては検索していたのですが、夏頃に耕起に関する情報を見つけました。 まとめると、 「耕起は2回以上行い、1回目は稲刈りが終わってから気温が高いうちに行う」 のだそうです。 「秋起こし」などと呼ばれるそ…
トラクターの操縦を一通りレクチャーしてもらって、耕起作業開始となったのですが、ここで問題が発生しました。耕す深さが何cmかがわからないのです。 親に聞いても「なんでそんな事気にするの?」みたいな反応だし、検索する時間も無いしで、「これくらい…
年間で使用する資材は一括注文しており、2月までに家に届きますが、その中に土壌改良資材も含まれています。 春までに投入する必要がありますが、初年度はかなり遅れてしまいました。 土壌改良資材は堆肥の代わりで、時間や労力を大幅に削減できます。 堆肥…
連続投稿になります。 畔(あぜ)の話です。 私の地区ではしばらくの間、畔塗りはあまりやっていませんでした。 昔区画整理されて、しっかりしたあぜ道が出来たからだそうです。 しかし、私が作業を引き継いだ年は田んぼは派手に漏水していて、親に確認する…
かなり昔のことですが、親の病気で急に稲作作業を引き継ぐことになりました。 経験はほぼゼロですので親に作業手順を質問したのですが、そこで問題が発覚。 「適当にやっていた」というのです。 周囲の田んぼで作業するのを見て、自分も作業を行うといった感…