田植えが終わったら雑草の防除剤を散布します。私の圃場の場合は特にノビエの防除を目的としていました。ノビエの駆除は兼業農家にはかなりの負担です。防除剤で失敗することは絶対にできません。
使う薬剤によってターゲットとなる雑草と使用方法が異なるので、説明書をよく読む必要があります。
私が使っていたのは初中期剤と呼ばれていて、うまく効かせる事ができれば40日程度効果があります。ノビエに関してはこの時点まで防除できていれば、後はかなり楽です。
薬剤に耐性のある雑草が出来てしまう可能性があるという事で、私は2年ごとに使う薬剤を変更していました。
圃場は25アールくらい(面積的には50m四方です)なのですが、水口を最大に開いて一晩かけて田んぼに給水すると、翌朝には植えた苗が水没するくらいになっています。防除剤の散布が可能な状態です。最初は苗が枯れてしまうのではないかと心配しましたが、植え付けに失敗して倒れたりしている所以外は大丈夫でした。
防除剤は給水無しで1週間ほど水が溜まっていないと十分な効果が発生しないそうです。説明書にも「少なくとも4日間は水深3cm以上を保ってください」とあり、他の薬剤も同じような内容でした。
畔塗りをしてなかった頃はすぐに水位が下がってしまい、あまり薬剤の効果が出ていませんでした。