兼業農家をやることになってしまって

ウェブの情報だけでもでなんとかなりました

終農に向けて動いています

ここ数年は終農に向けて動いています。
農作業を外部委託にしたのもその一環です。
今後は作業委託希望者が増えると思われ、早めに委託先を確保しておきました。
耕作放棄地をよく見るようになりましたが、あの状態になっては大変です。
委託先が廃業する可能性もありますが、何の手当もなく急にという事はないでしょう。

農業法人化の話がかなり昔にありましたが、まとまりませんでした。
その頃は定年が60歳だったので、定年後の仕事にとっておきたかったのかもしれません。
ところが今や70歳まで働かなければならない状況に...。
それに法人化は立ち上げや役員など、その後の管理が大変です。

耕作放棄地問題や食料自給率や農業人口減少などの問題が、最近は食料安全保障というワードで語られるようになりました。
稲作は農地維持しやすいのですが、それは化学肥料を使った場合です。
資材価格高騰で堆肥の利用が呼びかけられていますが、今の農地全部でそれをやったら供給は大丈夫なのでしょうか。
部分的に置き換えるといっても大変な量のような気がしますし、散布するのに機械が必須です。
増産するにしても、土地が空いているからといって、どこにでも堆肥工場を作るわけにはいかないでしょう。
各家庭で家畜を飼っていた頃と違って、今はにおいに耐性の無い人がほとんどです。

兼業農家にとって今の制度は、規模や投資が必須だったりして、あまり使い勝手がいいとは言えません。
農政自体は専業農家が対象なのは理解しますが、兼業農家向けの別制度があってもいい気がします。