兼業農家をやることになってしまって

ウェブの情報だけでもでなんとかなりました

はでぎ小屋を片付けた時の話

かなり前ですが、はでぎ小屋を片付けました。

「はでぎ」というのは刈り取った稲を天日干しする「はで」を組み上げるための木の棒です。
長さは長い物で10mくらいでしょうか。
棒といっても適当な木を切って皮をはいだだけですが、稲をかけて干しておくのですから、それなりの太さや強度があります。
稲刈りの後に組み立てて、脱穀が終われば分解して「はでぎ小屋」に収納しておきます。
今はコンバインと乾燥機を使うので、この数十年使っていませんでした。
天日干しをした米は買取価格が少し高くなりますが、「はで」に関する一連の作業は重労働で危険です。
時間と人数が集まらないと無理でしょう。

我が家のはでぎ小屋は痛みが激しくなっていて、トタン屋根も吹き飛びそうな状態でした。
近くに家が建っていたり、車がとまったりしているので、台風とかで吹き飛んで事故が発生したら大変です。
自分で少しづつ分解して片づけた人もいますが、私は業者に依頼しました。
解体、切断して小型トラックに積み込んで処理場に運ぶのですが、職人さんが手作業で解体して2日がかりでした。
自分で作業すればコストは抑えられますが、とんでもない時間がかかります。

コンクリートの沓石(くついし)は敷地の隅に寄せておいてもらいました。
コンクリートの塊は産廃処理場も引き取りませんから、放置しておくしかありません。
建築物は廃棄の方が大変です。