兼業農家なので、平日はサラリーマンをやっています。
農業収支が黒字になることはほとんどありません。
農機の償却が終われば少し黒字ですが、通帳の金額が農機購入前の額に戻る事は無いでしょう。
(兼業農家は個人事業主扱いで、確定申告しやすいように専用の口座があります)
兼業農家は農業分の赤字に耐えられる給与所得がなければなりませんが、以前勤めていた中小企業の中途採用者の給料は低く抑えられていました。(中途採用は中古品扱いです)
地方は物価が安いと言われますが、近場にディスカウントストアが無いので逆に高いかもしれません。
しかも、地方は車以外の実用的な移動手段が無いので、職場がよほど近所でない限り自動車が一人1台必要になります。メンテナンスと次回車体購入費など全てを含めると、月平均4万円くらいは必要です。
農業を引き継いでから貯蓄は減り続けています。
「それなら耕作をやめればいいのでは?」と言われることがありますが、そんなに簡単ではありません。
農地を譲渡できないと耕作放棄地となってしまい、色々な手続きが必要になりますし、草刈りなどのメンテナンスが大変になります。