そばは肥料分と適度な水分があると、どんどん成長するようです。
圃場全体では50cmくらいだったのに、偶然多めに潅水した所はどんどん成長して1mくらいになりました。
以前から発芽数に対して収穫時の株がかなり少ないと感じていたのですが、乾燥で枯れてしまっていたようです。
栽培マニュアルには湿害に注意とは書いてあるのですが、近年の干ばつも注意しなければならないでしょう。種をまいても干ばつ状態だと発芽しません。
一度カラカラになると多少潅水しても地面の下の方まではしみこみませんし、翌日の日照りですぐにカラカラに逆戻りします。
やはり潅水装置が無いとそば栽培は難しいかもしれません。
そば栽培は低肥料でも育つし乾燥にも強いと聞いていたのですが、実際は普通の作物と変わりません。作付け時期を考えるとこっちの方が大変かもしれません。
「水田活用交付金」が見直されて、5年に1度は1ヶ月以上水を張らないといけないそうです。水田に戻せる事を証明する必要があるということでしょうか。
代りに「畑地化促進助成」という物があります。水田を畑にするともらえる助成金です。私の感覚では、水田とは言っても実際はすでに畑ですが。
農水省の1問1答式の資料を読んでみたのですが、一度「畑地化促進」に加入をしたら「水田活用」には戻れないようです。
高収益作物(野菜、果樹、花き等)への転作を促されているようですが、これらを作るには専用の農機が必要な場合が多く、小規模兼業農家には難しいと思います。